
冷暖房が、家庭のエネルギー消費量の中でも
特に大きな割合(約3割)を占めていることなどをふまえて、
家庭用エアコンの省エネ基準(APF)を見直す審議が行われ、
2027年度又は2029年度を目標年度とする新たな省エネ基準を定めた告示を、
実は、令和4年(2022年)の段階で、
経済産業省が公布、施行しています
とはいえ、ほとんどのエンドユーザーにとっては突然の情報です
『エアコン2027年問題』とは、
2027年度から、家庭用エアコンの省エネ基準が今より厳格化されることです
これは、「2027年になったら、家にある基準未満のエアコンが使えなくなる」、
といったことではありません
この基準は、各家庭が守る規定ではなく、製造メーカーに対して、
「一定の省エネ性能を満たす製品を市場へ出すこと」を、定めたものです
要するに、メーカーは、
2027年以降、
新たな省エネ基準に満たないエアコンの製造・販売ができなくなる
ということです

ここで、省エネ性能基準『APF』について
APFとは
Annual Performance Factor
通年エネルギー消費効率といわれる指標です
エアコンが1年間を通してどれだけ効率的に冷暖房できるかを示す、
省エネ性能を数値化したもので、
消費電力1kWでどれだけ効果をえられるか、冷暖房の能力を示しています
APFの数値が高ければ高いほど、少ない電力で効率的に冷暖房できることを示し、
『省エネ性能が良い』ということになります

省エネ性能基準APFの見直しに伴い、販売の現場においても表示の仕方が変わっております
現在販売中のエアコンには2027年の新基準による性能評価をラベルで示しています
以前の基準では緑色の省エネ性マークで省エネ性能が高評価だったものが、
新基準に当てはめると、
省エネ性能は基準未満のオレンジ色の省エネ性マークで、低評価となっております
このオレンジ色のマーク表示の機種は基準未満ですので、
2027年以降、消えてしまいます

そして現行の「スタンダードモデル」や、「低価格帯、お手頃価格」、
などといったタイプのエアコンのほとんどが、
2027年以降は基準未満にあたるとされ、市場から姿を消す可能性があります
エアコンの省エネ性能が全体的に引き上げられることで、
「エアコンの高性能化により、低価格帯だった機種の購入が困難になる」
「型落ち品で安く購入できる機種が減る」
「駆け込み需要で工事が混みやすい・工事費が割高になりやすい」
「市場には省エネ性能の高い機種のみとなり、エアコン設置の初期費用が増大」
という形で結果的に、今後私たちの家計や生活にも影響が出るものと考えられます
特に「最低限の冷房だけできればいい」という買い方だと、
思ったほど価格を抑えられず、選べる候補が減ったように感じるかもしれません
現在、スタンダード機種をご使用で、2027年以降の買い替え計画をご検討の際は、
市場に並ぶエアコンはAPFの高い、高省エネ性能機種がほとんどになりますので、
今までより予算を多く見積もっておく必要がありそうです
ですが、ネガティブなことだけではありません
購入時本体価格は上がっても、省エネ性能が高いため、
長期的な電気代は抑えられます⚡
12畳クラスのエアコンのAPF比較の例

APFが高いエアコンのほうが本体価格が高くなりますが、
現行のスタンダードモデル機種APF4.9と
省エネ基準達成の上位機種APF7.1のエアコンを10年間使い続けると、
APFが高い方が年間の電気代は安くなるので、
購入時の本体価格は上がってしまうとしても、
10年後には本体価格が上がった分の元を取れるくらいになるかもしれません
今買うべきか?
まず、設置から10年前後を目安に、壊れる前提で買い替え計画を立てることがポイントです🧐
①現在使用しているエアコンが2016年以前の製品で、
(または、設置年に関わらず現在すでにエアコンの調子が悪い)
②機能にはこだわらず、最低限の冷暖房機能があればよい、
③価格の安い機種で買い替えたい
ということであれば、
駆け込み需要(価格高騰や工事の混雑)が発生する前、
できれば2026年中の早めに買い替えを検討するほうが慌てずに済みそうです😉
今使っているエアコンの機能と、使用時間を考えて、
「今のうちに買い替えるか」
「本体価格は高くても省エネ性能の高い新モデルから選ぶか」
を、検討しましょう
長時間エアコンをつける部屋では、省エネ性能が高いモデルを選ぶと電気代の削減につながります
反対に、エアコンの使用時間が短い寝室などは、価格重視で選んでもいいかもしれません👍
また、買い替えを検討する前に住まいの対策も改めて見直してみましょう
断熱リフォーム(ドアや窓の開口部の断熱、床・壁などの断熱改修)を行うことで、
冷暖房効率が上がります
また、省エネ性能の高いエアコンに買い替えても、部屋の断熱性・気密性次第では、
本来の省エネ性能が発揮されず冷暖房の効きは改善しないかもしれません
買い替えを検討する際には、ぜひ住まいの環境も併せて検討してみてはいかがでしょうか🤗
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